股関節痛
行動の妨げとなる股関節痛とは・・・
股関節の痛みといっても、いろいろな状態で起こっていますので、
その症状によって対応が変わります。
大事なことは、今までの状況、そして現在の状況を確認し、
正しい処置をすることです。
また、腰痛・肩こりなどにも影響を及ぼすこともあります。
そして、必要があれが整形外科などで、受診や治療をしないと、
痛みが消えない、治らないことがありますので、ご確認ください。
股関節の痛みの種類について
股関節の痛みには、筋肉や靭帯の損傷や断裂による怪我の状態と、股関節周辺の筋肉が緊張して、痛みを出している2種類があります。
また、股関節の痛みには、先天性と後天性の痛み・障害があります。
【先天性】・・・生まれつき
発育性股関節形成不全と呼ばれ、主に3種類あります。
1先天性股関節脱臼(生まれつき股関節がはずれている)
2先天性股関節亜脱臼(生まれつき股関節にズレがある)
3先天性臼蓋形成不全(股関節、腸骨部が不完全である)
【後天性】
生まれた時は正常であったが、生まれた後で起こった障害のこと
ほとんどの場合、変形性股関節症(先天性の股関節障害の後遺症や臼蓋形成不全)と診断されるようです。
当院では、「変形性股関節症」の患者さんについて対応しています。
痛みは、筋肉(筋肉・腱・靭帯・膜)から出ていますので、
骨から痛みが出ているわけではありません。
股関節が脱臼していても、筋肉が緊張、もしくは断裂していない限り
痛みは出ません。
病院で診察を受けた時、【先天性○○症】と診断される場合があるようなんですが、
先天性とは、”生まれつき”のことだから・・・
まず、確認して下さい。
本当に”生まれつき”だろうか?
「小学校で体育も普通にしていた」
「大学生になって、サッカー部に入った」
「成人になって、人と同じように働いてた」
それなのに、
例えば、あなたが43歳になって、
股関節に痛みが出て病院で診てもらったら【先天性○○症】です。
って診断される場合もあるようなんですが・・・
これって、
先天性とは ”生まれつき” っていうこですよね。
今まで、運動も仕事も普通にやっていたのに
今になって痛くなったからって「先天性」とは本当なのでしょうか?
どう考えてもおかしいですよね!!
まず、関係ないと判断して頂いていいでしょう。
今の痛みをあきらめないでください。
事故、怪我で、股関節周辺の筋肉が断裂・損傷していない限り、
痛みは股関節周辺の『筋肉の緊張』で起こっていますので、
股関節周辺の筋肉が軟らかくなれば痛みは消えます。
股関節が痛みだす原因は、
① 外腹斜筋(腹部の筋肉)の腱の緊張
股関節周辺は、「腱」が集まっている場所でもあります。
特に、腹部の筋肉の腱が集まってる場所が、【そけい部】です。
そけい部の痛みの原因の大半が、【外腹斜筋】などの腹部の筋肉の緊張が原因です。
股関節(そけい部)に痛みがあり、レントゲンなどで関節に変形がみられない場合、痛みの原因は外腹斜筋を含む、腹部の筋肉の緊張が原因になります。
この場合は、腹部の筋肉を軟らかくすれば、股関節(そけい部)の痛みは消えます。
② 中殿筋の緊張
腹部の筋肉の緊張が、股関節の痛みの原因ではない場合、
股関節痛の原因のほとんどが、【中殿筋】の緊張のために起こっています。
また、殿部(おしり)には、中殿筋のほか、大殿筋など多くの筋肉群があります。
これらの、殿部側の腸骨と大腿骨を結ぶ筋肉群が緊張することにより、股関節が変形や亜脱臼することになります。
骨のズレを大きくさせないために、股関節周辺の筋肉・腱・靭帯に耐える力が働き、筋肉・腱・靭帯が緊張して痛みが出ています。
筋肉の緊張 = 筋肉が縮む = 骨がズレる
痛みを消すには
◎ 股関節周辺の筋肉を直接軟らかくする
◎ 腹部の筋肉を軟らかくする
◎ 中殿筋を軟らかくする
◎ 根本である腰の筋肉を軟らかくする
この方法で、緊張した(固くなった)筋肉を軟らかくします。
この施術の利点
◎ 筋肉を軟らかくする段階での揉み返しがない (悪化しない)
◎ 一度軟らかくした筋肉は硬くならない (痛みが消えたら痛み出さない)
痛みを消すには、筋肉を軟らかくすればいいのです。
筋肉を軟らかくするには、筋肉内に滞っている緊張成分を体外に排出すればいいのです。
最後に
ここまで読んで戴き、ありがとうございます。
あなたは、今までその辛い痛みの為に、いろいろな治療をして来られたと思います。
もうここで終わりにしませんか?
「股関節の痛みの原因」が分かった今、それを取り除けばいいだけです。