では、どうすればアトピー脳が弛緩するのでしょうか?
1、本能の脳の逃避・闘争活動
外部免疫の過敏反応・・・・・炎症悪化
2、本能の脳の安心・安らぎ活動
外部免疫の反応を鈍化・・・・炎症鎮静
1、の状態を緊張脳
2、の脳を弛緩脳
という表現で続けていきたいと思います。
本能の脳は自分の意識が及ばない無意識の部分ですので、意識的にコントロールすることは困難です。
ですから、体に刺激を加えることで、筋肉などの神経ルートを利用することが、一番手っ取り早く弛緩脳に調整してやることができます。
一番効果的なのが、ノンストップウォーキングです。
以下の条件を満たしてウォーキングを行う方法です。
●止まらずに歩くこと
●一定のリズムで歩くこと
●1秒間に2歩くらいのペースで速足で歩くこと
●20分から40分持続して行うこと
それともう一つ。
私は、お相撲さん体操と命名していますが お相撲さんが土俵上で対戦直前に行う動きです。
相談にこられた方は、
アトピーの治療に運動療法? と、最初は驚かれます。
でも、医学的に理由を説明すると、理解していただけます。
アトピーの治療で、腸内環境が大切であるということをご存知の方は多いです。
しかし、
脳内環境を整えるということは、まったく頭にはありま せん。
皮膚科の先生や研究者の先生もおそらく少ないと思います。
非常に画期的な視点からの療法です。
そもそも胃や腸などの消化器系をコントロールしているのは、自律神経ですからここをクリアしないと、いくら食生活を気を付けても腸管免疫の改善はできません。
腸の状態が大切だということは、私もその通りだと感じています。
しかし、多くの場合は、脳からの影響が大きいと経験から思っています。
暑い!・紫外線が!・寒い!・・・ホコリが!・様々な化学物質が! と、
理由をつ けて躊躇する前に実践しましょう。
1日2日ではよくなりませんが、 3か月実践するとだいぶ脳内環境が整ってきます。
結果が早く出る方だと何割か改善すると思います。
なんせ、「ただ」でできる方法なので、経済コストゼロです。
漢方薬も健康食品も必要なく自然治癒力も高まります。
当院では、詳しくご指導しています。